入門編4 【 不動産投資の目的とは? 】
2~3年前の浮かれた不動産投資ブームは、すでに終焉を迎え、
当時の成功法則は、完全に色褪せました。
それらは、もはや成功法則とは言えず、少し前の不動産投資本に書かれている事を
そのまま真似すると、大やけど。
ほぼこれが常識となって来ましたね。
未だに物件購入の為の融資を重視する風潮がありますが、これは完全に誤りです。
確かにその方法で何棟か物件は購入できるかもしれませんが、
恐らくその事が、自身のリスク許容量をはるかに上回り、近い将来破綻し、
全てを失う可能性が高まっている事に気づく人は、残念ながらいないのではないでしょうか?
成功すると言う思い込みが強いと、なぜ、大事な家族や仕事等、
自分の足元の事に気づけないのでしょうか!
善良な人を嵌める業者も業者ですが、自己責任という言葉が重くのしかかるのは、
破綻が見えてきた瞬間というのが、切ないところです。
残念ながら、私がいくら申し上げても、実際失敗して大変な目に合わないと、
人は目が覚めないものなのです。
不動産投資は、無目的にはじめてはいけないのです。
漠然と金持ちになりたいと言って始めるものではありません。
目的をはっきりと定め、
その目的達成の為に、
物件購入の際に
一つずつリスクを慎重に検討して、取れるもの取れないものを吟味して行った先に
はじめて成功という世界が待っているのです。
業者から、「そんなことでは物件は買えませんよ!!」
と言われて、自分自身のハードルを下げるのは愚の骨頂です。
そんな物件はそもそも買わない方が良いのです。
業者を儲けさせる為に、不動産投資をやっているのではないのですから。